プロジェクト 実施背景
近年のコロナや物価高騰の影響により、生活に困る子育て世帯が増加し、こども食堂等の活動者が個別に相談対応したり、食料等を届けたり、他機関と協力するなどの取り組みが増えています。当会が2022年度に実施した調査では、コロナ禍以降、フードパントリーや配食・お弁当配布を実施する団体が増え、食事提供にプラスして見守り・アウトリーチ機能を担っていることがわかりました。
食支援を行う団体が「福祉支援(ソーシャルワーク)」の役割も担いつつある中、ボランティアで支えられているこども食堂の運営者に個々の課題解決を担わせるのではなく、関係性を強化したり支援に必要な情報を伝え「つながりづくり」をすること、「食支援×福祉支援(ソーシャルワーク)」の有用性が広く社会に伝播されることに意義があると考え、①個別支援をめぐる活動団体の困りごと・相談内容の類型化、②個別支援を行う中で活用する地域資源の可視化を通じて、③学び合い・研修会を実施し、④中間支援モデルを構築することを目的とし事業を実施しました。
— 連携・共催団体 —
一般社団子ども村ホッとステーション
一般社団子ども村ホッとステーション
一般社団法人こどもの居場所サポートおおさか
特定非営利活動法人いるか
社会福祉法人那覇市社会福祉協議会
助成:令和3年度(補正予算)独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業
「食を通じた支援のつなぎ方のみえる化事業」報告書
本事業の連携団体とともに実施した下記取り組みについて報告書にまとめました。
①個別支援を行うこども食堂等居場所へのニーズ把握・相談窓口の設置
②食糧支援
③支援ノウハウの共有・地域資源開発
④研修企画・開催
食を通じたさまざまな見守り活動を行う団体への中間支援活動の記録です。よろしければご参照ください。
資料集 見守り・支え合い活動の応援ツール
食を通じた見守り・支援のヒント集「こんなとき、どうしてる?」
こども食堂等居場所活動が全国で広がりをみせるなか、コロナ禍の影響もあり「食支援」に取り組むことで気になる家庭の様子が見えるようになり、これらの活動に携わる地域住民とって、子どもや親が抱える孤立・孤独感に触れる機会が意図せずとも増えることとなりました。 食の提供だけにとどまらない居場所での様々なかかわりの中では、日頃の子ども達の何気ないしぐさから「あれ?」に気づいたり、家庭のSOSに出会ってしまうことがあります。
そこで、本ヒント集では、こども食堂等居場所をはじめ食を通じた活動を行う皆さんから寄せられた相談事例をもとに、見守り・支援における心掛けや工夫などをご紹介します。
信頼を生み出すコミュニケーション・あなたのタイプはどの妖怪?
対人援助にかかわる援助者の行動規範として有名なバイステックの7原則にもとづき、誰にでもあるある話を聞く時にクセがスゴい7人の妖怪たちをご紹介。日頃の自らの「聞く」クセを振り返ってみませんか?
お問い合わせ・相談窓口
一般社団法人全国食支援活動協力会 事務局
03-5426-2547(平日10~17時)
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