食でつながるフェスタ東京2023

「食でつながるフェスタ」とは


昨今の新型コロナウイルスや物価高騰等、食支援のニーズが増しています。フードパントリーや宅食等、生活支援としての食支援が広がる一方で、こども食堂やコミュニティカフェ等、あらためて「食でつながる居場所」に対する関心が高まっています。
こども食堂等の食支援活動が地域で安定的・持続可能なかたちで広がるためには、多様な方々との連携が欠かせません。「食でつながるフェスタ」では「食」を共通項でつながる多様な機関に横ぐしをさし、既存の地域資源の可視化・ネットワーク化を図ります。
本フェスタの開催を通し、地域での食支援活動を通じて誰もが安心して暮らせる社会や豊かな生活が持続できる環境づくりを目指しています。

【日時】8月11日(金・祝)10:30~15:45
【会場】飯田橋セントラルプラザ12階&10階+Zoom
    東京都新宿区神楽河岸1-1 JR・地下鉄飯田橋駅直結
【参加費】無料


【主催】一般社団法人全国食支援活動協力会
【共催】社会福祉法人東京都社会福祉協議会
    東京ボランティア・市民活動センター 社会福祉法人ふきのとうの会
【協賛】株式会社ニチレイ
【助成】パルシステム共済連「ささえあい基金」
【プログラム】
<基調講演>「食」の力と居場所づくりについて サヘル・ローズ 氏
<対話>食でつながる地域づくり サヘル・ローズ氏 × 一社)全国食支援活動協力会 専務理事 平野覚治
<交流会>分科会
①食と高齢者、多世代食堂について NPO法人アテラーノ旭 理事長 遠藤 穣 氏
②食と見守り活動、ネットワークづくりについて 女性を元気にする会 代表 ゴージャス理枝 氏
③広域的な食支援構築 ~南オーストラリア州の配食サービス(MoWSA)とミールズ・オン・ロジシステム(MOWLS)について~   
 千葉大学人文科学研究院 清水 洋行 氏 一社)全国食支援活動協力会 専務理事 平野覚治

登壇者ご紹介

俳優 サヘル・ローズ

イラン出身。8歳で来日し、高校生から芸能活動を始める。
舞台『恭しき娼婦』では主演を務め、主演映画『冷たい床』ではミラノ国際映画祭で最優秀主演女優賞を受賞するなど、映画や舞台・俳優としても活動の幅を広げている。国際人権団体NGOの「すべてのこどもに家庭を」の活動では親善大使を務めた。2023年3月5日は「食フェスタin札幌」にて「こどもの貧困から考える今自分たちにできること」というテーマで基調講演を行う等、食と食支援活動にも関心を持って活動されている。
 
────サヘル・ローズ氏 コメント────
すべての人に家庭を
すべての人に食を
すべての人に職を
すべての人に衣服を
 
すべてのひとへ届けていかなければいけない事が多くあります。
 
現代社会、SDGsというコトバが溢れています。その文言をみない日はないほど。
企業でもバッジや商品に取り組んでいる姿勢を世の中に提示していく。
印象的にもいい、そしてもちろん、実際に社会貢献してくださっています。
感謝しかないです。個人では、小さなNPO団体では、限界があります。
行政が本来は手を差し伸べないといけない 私たちの声に。
 
生きていくために、今、一番欠けているものは なんだと思いますか?
 
それは 安定した 『食事』 です。
人間の心のバランスも精神的な部分にも大きく影響していく『食』
 
企業の皆さんのお知恵とお力をどうか未来を担う子どもたちと
取り残された大人を救うためにも個々ではなく仕組みづくりをして
一つのチームワークを組めたらと願っています。
 
私も講演を致します。
路上生活をしていた時期の思い出
お節介をしてくれた給食のおばあちゃんとの思い出
 
去年、『おせっかい食卓』を開き、感じたこと
 
『人生で初めて温かい手料理を食べた』という言葉が忘れられない。
 
アナタが食べている食事はなんですか?
 
皆様のお時間を少しでもお貸しくださいませんか?
何とぞよろしくお願い致します。

NPO法人アテラーノ旭 理事長 遠藤 穣

山中雅子前理事長が空き店舗を利用を活用し「まちのお茶の間 アテラーノ旭」を設立。
2009年に高知市から委託を受け配食事業と日常生活支援事業がスタート。現在は「配食サービス」「こども食堂」「暮らしなんでも相談」「まちが元気になる取り組み」など食から個別支援まで、子どもから高齢者までと幅広く事業を行っている。2021年より遠藤穣氏が理事長を務める。
 
 
HP:NPO法人アテラーノ旭

女性を元気にする会 代表 ゴージャス理枝

美を通して沖縄の女性を元気にしたい!と2015年女性を元気にする会を立ち上げる。エステサロンを経営しながら、1600世帯以上の宅食支援を行い出会ったお母さん達を行政に繋ぐ架け橋となり、女性の自立支援と子どもの貧困解決に取り組んでいる。支援対象は女性(現在15歳~75歳まで幅広く対応)。県からの委託を受け、県内4か所で「健康・美容・癒し」を体験出来るイベントを開催し、同時に女性相談窓口を設け負の連鎖を断ち切る為に日々奮闘中。
 
HP:女性を元気にする会

MoWSAとMOWLSとは

MoWSA~Meals on Wheels SouthAustralia~

ボランティアベースの高齢者に対する配食サービス。南オーストラリア州はミールズ・オン・ホイールズの先進地。現在6,500人のボランティアが在籍。MoWSAと全国食支援活動協力会(MOWJ)は2001年に姉妹協定を締結。食フェスタでは4月に視察へ行った様子をお話しいただく。
 

MOWLS~ミールズ・オン・ホイールズ ロジシステム~

全国のこども食堂等の「居場所」に集う子どもから高齢者等すべての人が食事を得られる環境をサポートするシステムです。
食支援を行う団体や自治体から、食品寄贈が受けやすいよう、冷凍・冷蔵設備を含む保管スペースをもつ拠点を全国に設備し、流通をサポートするWEBシステムの開発、企業・行政への学習会を開催しています。
 
ミールズ・オン・ホイールズ ロジシステム